良い子になる為にしつけをしましょう。賢くするために訓練致します。
このような言葉はインターネットで犬のしつけなどのワードで調べるといくらでも出てくるのですが、そもそもしつけとは、訓練とは、どういうものなのか?をきちんと説明している所は少ないと思います。
言葉そのものの意味というよりも、一般的にこれらの言葉を使っている所から私の見解で言わせてもらうと、しつけとは共に暮らす上で必要なマナーやルールを教え飼い主と犬とが良い関係を作る事、訓練とはオビディエンス競技・ドッグスポーツ競技などの作業を教える事、と分かれます。
家庭犬にまず必要な事は関係作りを中心としたしつけであり、その後の楽しみとしてオビディエンス競技会、ドッグスポーツ競技などへと楽しみを広げる、が正しい順番だと私は考えています。
ただ残念な事に、『しつけとして訓練』を指導するケース、また『しつけとしてゲーム』を教えるケース、などなど混同した解釈で教室やレッスンを行う所も多々あるのが現状です。
もちろん訓練やゲームを否定している訳ではなく、しつけとは異なったものをしつけとして行っている、この事に対して疑問を感じるのです。