ドッグトレーニング(犬のしつけ)専門施設(箕面市、豊中市、吹田市、池田市、茨木市、北摂、他)。しつけ教室も。

=072-702-2711

【営業時間】9:00~18:00(定休日:月曜日)

 

大阪府箕面市初の
ドッグトレーニング(犬のしつけ)専門施設
「フィールファン」のブログ

フィールファンのことがすぐにおわかりいただけます!
ドッグトレーニングや犬のしつけ教室、デイトレーニングプログラムの話題も


カテゴリー別アーカイブ: パピー社会化プログラム

基本なんだけど忘れがちな手順

 

こんにちはジョニーです。 

 

このところ寒い日が増えてきました(*_*; 

風邪をひかないよう体調管理には気をつけないといけませんね。

 

 

さて、今回の本題へ。

 

タイトル通り、基本なんだけど忘れがちな手順についてのお話。

 

 

私が普段飼い主さんに指導する際、

「犬が分かるようにちゃんと教えましょう」、

「行動に責任をもたせましょう」、

こういった言葉を使うことがあります。

 

 

『犬に教えましょう』 と 『犬に責任をもたせましょう』

とでは当然ながら全く意味が異なります。

 

 

ではその違いとは一体どういうことなのか??

 

 

この部分を理解していただけると普段のトレーニングの際にも

役立つと思います。

 

 

 

 

【犬に教えましょう】

・・・犬がまだ理解していない、経験したことがない、という意味。

 

犬自身にとって不慣れな経験、経験の浅い行動

(不慣れな指示、不慣れな環境、不慣れなシチュエーション)

に対しては犬が 『理解できる』 『受け入れられる』 方法で教えましょうね!

ということです。

 

例) フードを使ってオスワリを教えているとしましょう。

家では何も持たなくても犬に指示すればオスワリができるが、

まだ散歩中の指示は始めたばかりなので気が散ってしまい上手くできない。

 

この場合は散歩というシチュエーションでのトレーニング回数がまだ少ないため

犬に教える (繰り返し経験させる) 必要があります。

 

 

「家では出来るのだから」 といっていきなりルールとして散歩に組み込むには

まだ早いと考えられますね。

 

この場合は少し簡単にしてでも良いですから経験を積ませる方を優先すべきでしょう。

 

 

 

 

『犬に責任をもたせましょう』

・・・すでに理解している、経験している、という意味。

 

犬がすでに何度も経験していて慣れていて、行動として理解している

と飼い主さんから見て自身をもって言えることに対しては

いつもと同じ行動を求めましょうね!

ということです。

 

例) 先ほどの散歩中のオスワリを例にしますと、

いつもと同じコースのいつもと同じ場所でいつもさせているオスワリをさせようとした際

たまたましなかった・・・というようなケース。

 

この場合は指示が分からないのではないでしょうから再度犬に指示を出すなどして

いつもと同じ行動を求める必要があります。

 

この時に上手くできないからといってフードを手に持つなど基準を下げてしまうと

逆効果になります。

 

やらなければフードが出てくるという経験をさせることになりますから、

今後 『フードを手に持っている時でないと指示に対して反応を示さない』 

という可能性が高まります。

 

ですからこのような場合はきちんと最後までさせることが重要です。

 

 

『求めた行動の後に報酬としてフードを与える』といったトレーニングを行っていた場合には

特に意識をしておく必要があります。

 

フードを手に持って行動をさせる → 行動の直後に手の中のフードを褒めて与える、

というやり方と、

フードを持たずに行動させる → 行動の直後にフードを取り出して褒めて与える、

というやり方では一見して同じようにトレーニングを行っているようでも

実は全く異なるものなのです。

 

 

 

手順としては、

 

①フードを手に持って行動をさせる → 行動の直後に手の中のフードを褒めて与える

 

②フードを持たずに行動させる → 行動の直後にフードをポケットなどから取り出して褒めて与える

 

このようになります。

 

 

 

こういった手順を踏めるようになってから少しずつ犬に責任を求めなくてはなりません。

 

 

 

手にフードを持ってさせればできるのにそうでなければ全然できない・・・という方は

まずこの ① ② の手順をクリアすることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

ということで今回はとっても基本的なお話でしたが、

知っているのと知らないとではトレーニングの進みが大きく変わると思いますよ(^.^)

 

 

 

 

 

PS:

学生だった頃、授業で受けた訓練の試験がグダグダだったのを

今でもよ~く覚えています(T_T)

いつもだったら簡単にできることですらプレッシャーでできませんでしたから・・・。

やっぱり場数を踏んで自信をつけることはホント大切ですね。

 

犬にばかりあれこれ求め過ぎてはないだろうか?

と時には考える時間も作ってあげると良いかもしれませんね(^_-)

 

犬と良い信頼関係を築くためにも無茶ブリには気をつけましょう!

 

 

 

代表 ジョニー

犬との出会いと別れから学ぶこと

 犬と暮らしには、『出会いと別れ』がつきものです。 こればかりは望む望まないに関わらず必ずいつかは訪れます。   私の場合は本当にありがたいことに、仔犬の頃から最後の旅立ちまで関わらせて頂くことも 多々あり、その度に色々と考える機会を頂けています。   特に病気や老齢期における飼い主さんの介護の姿を見ると、 『あんなことやこんなことを練習していて本当に良かった』 と感じることは数多くあります。  …

ú続きを読む

犬にストレスを与えてはいけない?

今回は我々もよく使う言葉、『犬のストレス』について。     ストレスと聞いてポジティブなイメージが湧く方はあまりおられないかと思います。   人間社会でもストレスが原因で体調の異常や精神疾患を引き起こすと言われていますしね。   ではこの諸悪の根源のようなストレスを犬には一切与えないようにしなければならないのでしょうか?     &nb…

ú続きを読む

しつけは「ある年齢」を過ぎたらもう無理?

私の仕事は、『人と犬とが共に幸せに暮らしていくためのお手伝いをすること』だと思っています。   犬に関わる仕事と一言に言ってもその幅はかなり広く、様々な使役犬の訓練からショードッグ、保護活動・・・その他全てが犬に関わる仕事です。   それぞれがそれぞれに特色を持っている訳なのですが、時にその犬の年齢でしつけを断られるといった経緯でFeel Funへ相談に来られる方がおられます。…

ú続きを読む

言うことを聞かない犬?

こんにちは、ジョニーです。 (あ。上の写真は愛犬のガーナです。最近モヒカンになったのでグラサンもかけてみました^m^)   私は犬と共に暮らす上で問題を抱えた飼い主さんのために日々指導を行っております。   大抵の場合は無料のご相談にお越しになられた上で、具体的にどう進めていくかを提案しレッスンしています。   その際に感じることが『トレーニングさえすれば全て上手くい…

ú続きを読む

しつけの視点で考える幸せな犬・不幸な犬

さっそくですが皆さんはご自分の愛犬の体を自由に触ったり、動かしたりできますか?     私の周りには人間でいう中高年となり病気やケガなどの治療をしている子達が沢山います。   それぞれ少しでも改善するために飼い主さんは必死に努力されています。     そこで感じるのが、その改善速度や結果をより良いものにするためには獣医師さんの力だけではダメで、飼い…

ú続きを読む

犬から信頼されるハンドリング

こんにちは、Feel Fun代表ジョニーです。   私の元へは犬と共に暮らす上で何かしら悩みを持った方が数多く御相談に訪れます。   さて唐突に質問しますが、自分は犬から信頼され安心されるハンドリング(扱い方・接し方)をしていると自負できますか?   出来ている!とお思いの方はすでに楽しく日々暮らせているかと思います。   Feel Funへ御相談に来られる…

ú続きを読む

仔犬の<しつけ>は6ヶ月齢になってから!?

ご相談に来られる飼い主さんによく言われるワードのひとつに、 「6ヶ月くらいから躾を始めないとイケナイと何かで読んだ。(人に聞いた)ので、躾を始めたい。」 というものがあります。 たしかに、犬関連の本やインターネットでそのような記述があることは、しばしば・・・ 何故、そのように言われているかと私なりに考えてみました。 犬が仔犬から成犬へのステップを上っていく過程で様々な感情・行動の変化があります。 …

ú続きを読む