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あなたは指示型?それとも委任型?

こんにちはジョニーです!

 

だんだんと天気が崩れる日が増えてきたように感じる今日この頃ですね。

 

湿度と気温の両方が高い日はホント犬も人もばてます(*_*;

 

 

さて、今回は犬の しつけ から見た “指示” と “委任” についてのお話し。

 

とても大切なことなのでぜひ覚えておいてくださいね。

 

さて、大半の方は指示や委任という言葉そのものを聞かれたことがあるかと

思いますが、念のため意味を確認しておきましょう。

インターネットで言葉の意味を見てみるとこのようにありました。

 

指示:これがそうだと、指でさして、または指さすように示すこと。

こうせよと指図 (さしず) すること。 

 

委任:事柄の実行や事務的な処理を他の人や機関に任せ、自分に代わってしてもらうこと。

 

 

“成長” について科学的に解説した書籍には

ステージによって『指示と委任を使い分けること』

がより成長を促進するために必要だ、と説かれていました。

 

では一体どのように考え使い分ければ良いのでしょうか?

 

 

行動と目的を理解させるためには指示が必要

初めて働いたことを思い出してみてください。

アルバイトであれ何であれ、最初は指示がなければ動けなかったはずです。

経験のないことを理解して行動へ移すためには指示してもらい

教えてもらわなければ何もできませんよね。

 

自分で考え行動できるようになるのは、上司なり先輩なりが何をいつどのようにすべきか?

を教えて経験させた後の話。

知らないことをいきなり考えて動け!と言われても出来るはずがありません。

そのような扱いが続くと嫌になってしまうだけです。

 

だからはじめに必要なのは「指示」なのです。

 

(そういう視点から見ると【自分で考えて行動できる人募集!!】と書かれた

アルバイト募集の広告なんかはどう考えてもおかしいですよね。)

 

 

段々と委任へ

指示を理解し行動を起こせるようになってくると

次は言われなくても状況に応じて行動を起こせるようになります。

そうなったら指示よりも先に考えて行動を起こせますから必然的に指示は減ってきます。

そして委任されるようになりより責任が増えていき・・・。

このように私たちの仕事で当てはめればシンプルで分かりやすいですね。

ではそろそろ犬のしつけに近づけてお話ししましょう。

 

 

犬に対しては、よく しつける という表現が用いられますが、

その中にも実は  “指示” と “委任” が含まれています。

さっきの話では、まずは指示、それから委任の順番でしたね。

では普段のしつけに当てはめて考えてみましょう。

 

 

<ドアの出入り例>

[指示型の場合]

➀玄関前で「オスワリ」を指示する。

②オスワリができたら「マテ」と指示して玄関扉を開く。

③飼い主が先に出て周囲の安全を確認したら 呼び、飼い主の側で再度「オスワリ」を指示。

④オスワリができたら散歩へ

 

例えばこのような手順で指示していたとしましょう。

ではこれが慣れてきて行動を理解してきた場合ではどうでしょうか。

 

 

[委任型の場合]

➀玄関で犬が「オスワリ」をするのを待つ

②「オスワリ」ができたら玄関扉を開く

③飼い主が先に出て周囲の安全を確認したら呼びよせ、側で再度「オスワリ」を待つ。

④オスワリができたら散歩へ

 

 

いかがでしょうか?

 

指示型は全てにおいて細かく行動を指示します。

対して委任型は行動を起こすまで待っています。

 

これが 『成長ステージによって接し方を変える』 ということです。

 

『指示型でも委任型でも結果は同じだからどっちでもいいんじゃないの?』

そう思いましたか?

確かに結果は同じに見えますね。

 

しかし想像してみてください。

 

飼い主が指示をいちいち出さなければ行動を起こせない愛犬と、

飼い主がいちいち指示を出さなくても自然とできる愛犬・・・。

 

どちらの方がより関係が良く、お互いが理解しあえていると思いますか?

 

言われないとできないのと、言われなくてもできるのとでは

そういった部分で違いがあります。

 

 

『そういえばあれはもうできるよね・・・』

こう感じる行動についてはぜひ愛犬を信じて行動を起こすまで待ってみましょう!

 

そして、じっくり考えさせ成功できたら大いに褒めてやりましょう!

このような接し方を意識することでより愛犬に自信を持たせることができ、

これまで以上に信頼関係が深まりますよ(^_-)-☆

 

 

 

PS:

指示型と委任型と言ってもいきなりスパッと切り分けるものではないです。

段々と指示を減らしていって最終的に委任の形にするという手順が必要です。

(何事も手順は大切です)

例えば指示と委任の割合を始めは7:3、次に5:5・・・のように

段階的に進める必要もあります。

また委任するといっても始めは起こした行動すべてに対して賞賛し

ご褒美を与える必要があるかもしれません。

 

急激な変化は私たちもストレスが大きいですよね。

慣れる前に『仕事全部任せるからよろしく!』って言われて乗り越えられる人って

ほんの一握りですから(;´Д`)

なので、上手く進めていくためには,

“徐々に委任することを増やしていくこと” がポイントです。

 

 

PPS:

ちなみに状況や犬に取らせたい行動によっては指示に対して反応させる

方が良い場合もあります。

『全ての行動を委任するべき』 というわけではありませんので。

あくまでもケースバイケースです。

この辺りのご質問がありましたらどうぞFeel Funまでお越しくださいませ(^^)/

 

 

 

代表 ジョニー

この記事の投稿者

feelfun

について

ドッグトレーニング専門施設「フィールファン」代表 ドッグトレーナー。
犬の内面や行動などを理解し心理的な部分からの問題の改善、飼い主さまと愛犬とのあいだに良き信頼関係を築くことに強いこだわりを持つ。

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